プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手が、全仏オープン大会期間中の記者会見を拒否する内容を発言したことで、SNSでは「わがまま」という批判が多く見受けられました。
「プロなんだから」という理由もありますが、他にも2020年に行ったBLM運動も批判される要因となってしまったようです。
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大坂なおみはわがまま?
大坂なおみ優勝🏆おめでとう㊗️🎊㊗️ pic.twitter.com/8PIZ6gewSc
— かめさん (@1z1OJ1VuPYPdmt7) February 20, 2021
大坂なおみ選手の「大会期間中の記者会見拒否」発言をし、テニス界やトッププレイヤーなど各方面に大きな影響を与えています。
会見拒否の理由としては「アスリートの心の健康が無視されている」とし、試合に負けた選手までもが会見を行い、心ない質問をされたときのメンタルが保てないというものです。
人一倍メンタルが繊細な大坂なおみ選手なので、多くの選手が心ない言葉をかけられるのが辛かったのだと思います。
そして今回、2021年5月に行われた全仏オープン1回戦後の会見を拒否したことに対し約165万円の罰金支払いを科しました。
大坂なおみ選手は、会見拒否を表明した際に、罰金が科せられる可能性があるということを念頭に置いていたため、実際に罰金となった場合は全額が「心の健康を扱う慈善団体」に寄付されることを希望しています。
この一連の行動で大会主催者側に対して、会見は義務としてもメディア側の改善を求めるべきといった声も多くあり、大坂なおみ選手の主張を聞き入れない体制についても疑問視されています。
しかし一方でSNSでは、大坂なおみ選手の記者会見拒否を「わがまま」といった意見が相次いで投稿されていました。
@hiruobi_tbs
大坂なおみの行為はわがままなだけで、意見でも抗議でも無い。— markkokii (@mark19228313) May 31, 2021
大坂なおみ選手の会見拒否、いまいちよく分からないな。彼女の表明だけではただのわがままに思えるけど、より複雑な背景があるのか?
— 紳士 (@Gentle_ST) May 31, 2021
大坂なおみ選手
言いたいことはわからんでもないが、ただのわがままのような気がする。
— Gプロ(G-Project) (@project_4g) May 31, 2021
なぜ、こんなにも批判的な内容が多くなってしまったのか、それには大坂なおみ選手が行っていたBLM運動も関係しているようでした。
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大坂なおみのBLM運動から記者会見拒否で批判殺到の理由とは?
大坂なおみ選手が記者会見を拒否する発言をし、批判が多くなった理由には「BLM運動(Black Lives Matter)」が要因の一つとしてあげられています。
記者会見を拒否した理由の一つに、テニスとは関係のない質問を聞かれたくないといったものがありました。
しかし「BLM運動」では、政治的主張をマスクにして持ち込み、大会という場を使ってテニスとは関係のないことをメディアを通して伝えていたといった意見が見られたのです。
こういったことから、自身はテニスとは関係ない問題を伝えていたのに、テニスとは関係のない質問をされて拒否するというのは「わがまま」なのでは?といったことに繋がるようです。
大阪なおみ選手が行ったBLM運動に対しては当時、多くの方から共感を得ていました。
しかし、今回の会見拒否という行動からBLM運動までに対してもマイナスなイメージがついてしまった結果となっています。
大坂なおみが行ったBLM運動とは?
大坂なおみさんは2020年に開催された全米オープンで毎試合、人種差別の犠牲になった方々の名前をマスクに刻み抗議行動を行っていました。
この行動に対し、多くの人々からは共感の声が上がり、大坂なおみさんがマスク姿の写真をSNSに投稿すると何万もの反応があるほどでした。
そして、大坂なおみ選手がひとりで抗議活動をしたことが勇気ある行動だとしてさらなる共感を生んでいるのです。
実際に大坂なおみ選手も行動を起こすことについて本心を語っていました。
「アスリートは、声を大にして何かを主張したらスポンサーを失うのではないかという不安を常に抱えています。それは私にとってもけっして他人事ではありません。なぜなら私のスポンサーのほとんどは日本企業だからです。日本のスポンサーの方たちは、おそらく私が何を言っているのか理解できないでしょうし、動揺するかもしれません。でも、何が正しくて、何が重要かということを、言わなければならないと感じる時が来るのです」
引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/inosehijiri/20200913-00198030/
何かの行動を起こした時に、失ってしまうものの大きさを常に不安に感じながらも、現状を変えなければならない想いが強くあることから、BLM運動も相当な覚悟をしての行動だったと思います。
確かに、今ある制度を大きく変えるというのは、多くの反対意見が発せられます。
今回の会見拒否についても、「プロ」の立場と「1人の人間」という立場では大きく意見が分かれると思います。
なによりも、選手が思いっきりプレイできるような環境になってくれることを願いたいですね。
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