自宅でお料理をするときに欠かせないのが調味料!
ですが、いざ使おうと思ったら砂糖や塩が湿気で巨大なかたまりに…
なんてことは誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は、調味料が湿気らない正しい保存方法や、湿気でかたまりになってしまった調味料を元に戻す方法についてをご紹介していきたいと思います。
目次
調味料の湿気らない正しい保存方法は?

調味料の種類によって保存の仕方や場所が変わってきます。
常温での保存タイプ
砂糖や塩は湿気を好まない調味料になります。
保存のために冷蔵庫に入れてしまうと冷蔵庫に入れた時と出した時の温度変化についていけず結露を起こし、かたまりができてしまいます。
また、砂糖については一度湿気を含んでしまった後に乾燥することでかたまりが起きてしまいます。
砂糖も塩も温度変化による結露での湿気を防ぐために冷蔵庫には入れないように注意しましょう。
そのほかに常温での保存では、酢、酒、みりんなどの殺菌作用の強いものは冷蔵庫に入れる必要性はありません。
特にみりんは冷蔵庫に入れてしまうと糖分がかたまり、味も落ちて本来のみりんの味が消えてしまいます。
酒に関してもアルコールと同じで温度が高い場所に長期間放置しておくと酒の風味が格段に落ちるので、早めに使い切ることをおすすめします。
冷蔵庫内での保存タイプ
醤油や味噌などの発酵食品はカビが発生しやすく、酸化もしやすいので暖かい時期や夏場は冷蔵庫内に入れて保存することをおすすめします。
開封した後は冷蔵庫内で保存タイプ
マヨネーズ、ケッチャプ、ソース、ポン酢などの調味料は商品に書いてあるように開封後は要冷蔵になります。
いろいろなものを混ぜて作られている調味料は酸化を起こしやすく、とても劣化しやすいです。
湿度が高い場所に放置してしまうと調味料の品質が変わってしまったり、水分が分離してしまったりします。
開封後は商品の記載通り冷蔵庫内で保存するようにしましょう。
固まった調味料をサラサラに戻す方法はある?

砂糖や塩を使おうとしたときガチガチに固まっていて使いずらいことがありますよね。
そんな砂糖や塩を元に戻す方法があることをご存じですか?
いくつか紹介していきたいと思います。
塩
まずは塩についてです。
塩は湿気が原因で塩の結晶が空気中にある湿気を吸収し表面が溶けてしまうことによって結晶同士が結合してかたまりになってしまいます。
電子レンジ
固まってしまった塩を耐熱皿になるべく平らになるように広げラップや蓋はせず、600wで2~3分ほど過熱します。
過熱することによって塩が吸収した湿気を飛ばす効果があります。
その後、粗熱を取り保存袋に移して手で押すだけで完成です。
ショートパスタを入れる
マカロニなどのショートパスタには湿気を吸い取る特性があります。
塩を保存している容器に数個一緒に入れておくだけでパスタが湿気を吸い取り、サラサラのまま保存することができます。
湿気を吸い取ったパスタは水分をどんどん吸収し、ふにゃふにゃになっていきますので、なるべく定期的にパスタを交換するようにしましょう。
次に砂糖です。
砂糖
砂糖の結晶は周りが転化糖という成分で覆われていることによってサラサラの状態を保っています。
しかし、乾燥してしまうと転化糖の中の糖分が結晶化してしまい、結晶同士が結合してかたまりになってしまいます。
なので塩とは反対に水分を与えることによって元の状態に戻すことができます。
キッチンペーパーを使う
キッチンペーパーを濡らし、軽く絞ったら砂糖を保管している容器と蓋の間に挟みます。
保存袋に入れて密封状態にするとさらに効果が増します。
1時間程度放置しキッチンペーパーを外せば、砂糖のかたまりはなくなりサラサラに戻ります。
電子レンジ
塩と同様、砂糖も電子レンジでサラサラに戻すことができます。
固まってしまった砂糖を500w、約5分のレンジで温めた後、スプーンなどで押しつぶしていきます。
サラサラの状態に戻ったら粗熱を取り容器や保存袋に移して完成です。
そのほかにも黒砂糖はリンゴの皮を少量一緒に入れることによって水分をリンゴの皮から含み、サラサラの状態を保つことができます。
さらにリンゴの皮によって黒砂糖の香りアップにもつながります。
ただし、リンゴの皮はカビてしまうため2日以内には取り出すようにしましょう。
まとめ
一人暮らしの自炊も主婦の方もちょっとした気遣いで料理の際の小さなストレスをなくせればとてもいいですよね。
また、粉系の調味料のかたまりや湿気は少しの手間で元のサラサラの状態に戻せることがわかります。
皆さんも調味料の正しい保存方法でおいしく、ストレスフリーな料理を楽しみたいですね。
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