近年、保護犬や保護猫に関することを取り上げるTV番組が増え、新しい飼い主に恵まれた幸せな家族に引き取られる子たちもいますが、中にはそのまま、保護犬・保護猫として生涯を終える子も少なくありません。
このような子を1匹でも減らそうと、2022年6月1日から新たな制度が始まります。
それが「マイクロチップ登録制度」です。
2022年6月1日以降、ペットショップやブリーダーから販売される犬や猫にはマイクロチップの装着が義務化され、飼い主になる方の情報を登録したマイクロチップを犬や猫の体内に埋め込むこととなります。
犬にマイクロチップ
入れる時は何て可哀想って思ったけど
迷子とか災害で離れ離れになったらとか考えたら少しでも見つかる可能性が高くなればと思い仔犬の時に入れた
幸いにも何の役にもたってないけど— pukupuku (@guppy201701) April 19, 2022
すでに飼育している犬や猫は義務ではありませんが、努力義務といいますか、国としては推奨していく…というスタンス。
では、ご自身の愛犬にマイクロチップを装着する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。そしてどこに行って装着するのか…などをまとめてみました!
ペットのマイクロチップの装着費用はいくら?
マイクロチップの装着費用は、動物病院によって異なるため、ズバリ●●円!ということはできないのですが、通常は数千円~一万円程度で装着することができるでしょう。
マイクロチップには、ペットの生年月日や名前、飼い主の氏名・住所・電話番号等の個人情報を指定の団体に登録します。
装着は動物病院で行うことが可能。
登録団体についてはいくつか団体があるため、かかりつけの獣医さんに相談してみると良いでしょう!
装着は意外と簡単!注射器で注射をするだけなのです。(装着方法の詳細はまた後で)
ペットのマイクロチップ登録費用はいくら?
前述したように、ペットの登録情報を管理する団体に登録費用を添えて登録を行う必要があります。
登録費用は用紙に記入して登録する場合は1,000円程度。登録用紙を郵送し、郵便局から登録料を振り込むことになります。
オンライン申請を行った場合は300円で登録をすることができます。
結婚で姓が変わったり、引っ越しをした場合には登録内容の変更をする必要がありますが、その際の手続きには費用はかかりません。
初期登録時のみ、登録費用がかかります。
登録は申請から約2~3週間の時間を要することがあります。登録が完了した際には、完了通知のハガキが届きますので、大切に保管してくださいね!
動物病院によっては、こちらの手続きを一貫して行ってくれるところもあるようです。
マイクロチップはどこにつける?装着方法は?
マイクロチップは、専用の注射器を使って首の後ろ辺りの皮下に埋め込みます。
とても小さいため、装着による身体への負担はほぼないと言えるでしょう。
「チップ」というと何か基盤のようなものを想像していまいますが、小さなカプセルような形をしています。
首の後ろに埋めますが、首輪などによる影響もなく、一度埋めたマイクロチップは半永久的に使用することが可能です。故障などもなく、取り換えなどの必要もないと言えます。
犬は生後2週から、猫は生後4週からチップの埋め込みが可能でとなります。
まとめ
マイクロチップの装着は、迷子になってしまったとき、脱走してしまったとき、災害時に行方がわからなくなってしまった時などに、役立つ「家族を探す手段」です。
もちろん、マイクロチップの情報を頼りにするような出来事が起きないことが何よりですが、もしも万が一の時、自分のペットを特定する決定的な情報が無いよりはあった方が安心なのではないでしょうか?
この制度により、行き場をなくすペットが1匹でも少なくなることを願うばかりですね!
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