朝夕が冷える季節のあたたかい布団って本当に気持ちいいですよね。
それでも季節の変わり目は暑くて目がさめたりその逆も…質の良い睡眠のためにもベストなタイミングで衣替えをしていきたいものです。
いつ・何を目安に衣替えをするのが良いか、ダニを寄せつけないシーズンオフの収納法についても考えていきたいと思います。
目次
布団の衣替えはいつ?室温の目安と最適な布団の種類とは?

寝床内気候(しんしょうないきこう)という言葉を知っていますか?
これは人と寝具の組み合わせでできる内部の温度と湿度のことをいい、快適な寝床内気候は
温度:32~34℃、湿度:50±10%
と言われています。
厳密には敷き布団とマットレスによっても変化しますが、この数値を目安に最適な布団の組み合わせについて考えみようと思います。
暑い季節
室温が25℃を越えると、タオルケットや綿毛布だけで大丈夫ですね。
湿度も高くなるので、肌触りがよくて汗をよく吸う素材で気軽に洗えるものがおすすめです。
シーツや敷パッドなどを冷感タイプのものにすると、触れた部分がひんやりしてとても気持ちがよく眠れます。
春や秋
この春や秋は“合いの季節”ですが、ここが一番難しいですよね。
室温が20℃前後に下がってくると少し薄めの掛け布団や二重ガーゼの肌掛け布団を使いましょう。
それでも寒く感じるようであれば毛布を使い始めてもいいかもしれません。
さらに10℃まで下がってくると掛け布団が必要になってきます。
乾燥する季節でもありますので、湿度を逃さないように厚みのあるものが良いでしょう。
冬の寒い季節
冬にはシーツや敷パッドも水分を吸収して発熱するものや、保温性の高いマイクロファイバーなどあたたかいものを選びましょう。
冬には毛布と羽毛布団、または綿布団を組み合わせていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
毛布を掛け布団の上に掛けるか、中に使うかはいろいろな意見がありますが、みなさんはどうされていますか?
私は毛布を身体に密着させておきたいタイプなので、身体から近い順に合わせ毛布、羽毛布団、薄めのフリースのブランケットを掛けています。
一番冷え込む季節にもこれでとても暖かく眠れますよ。
寝床内気候を意識して、変化する室温に合わせて布団や毛布の組み合わせを変えていくことが大切ですね。
布団は湿気でダニが発生する!?入れ替える時のお手入れ方法は?
ダニが発生しやすい環境とは、さらにエサとなるものが豊富にあり、高温多湿であることが条件とされています。
温度:20~30℃、湿度:60~80%と言われていますが、これはまさに私たちが眠っている時に快適と感じるのとほぼ同じです。
というわけで、収納前には正しいお手入れをしてから収納することが大切なことがわかりますね。
冬布団を収納するポイントをご紹介します。
くりかえし身体から出る水分を吸った布団は、そのまま収納してしまってはいけません。
まず羽毛布団について。
冬の掛け布団にはあたたかくて軽い羽毛布団を使っておられる方が多いのではないでしょうか?
デリケートな羽毛布団は風通しの良いところで陰干しがおすすめです。
綿布団の場合は、ぜひ晴れた日に外に干してください。
心地よい重さとあたたかさで近年見直されていますが、こちらも中の綿が切れてしまっては弾力性が失われてしまいあたたかさを保てなくなります。
干す時には布団たたきなどで強くたたかず、表面のほこりを優しくはらう程度で十分です。
毛布やシーツ、敷パッドなどは可能であればご家庭でお洗濯かクリーニング、大物がたくさんあるようであればコインランドリーを利用するのもいいですね。
布団を長持ちさせる収納法と最適な保管場所は?メンテナンスも必要?

さて、それぞれの布団にあった方法で乾燥させた後は、収納です。
収納方法
通気性のよい木綿などの風呂敷や使わなくなったシーツなどで包むか、専用の収納袋に入れましょう。
このとき防虫剤を同時に入れておくとさらに安心です!
かさばる布団の収納に圧縮袋はとても便利ですが、羽毛布団に使用するのは注意が必要です。
強く圧縮してしまうと内部の羽毛を痛める可能性がありますので、羽毛布団専用の圧縮袋を使い説明書をよく読み収納しましょう。
6ヶ月を超える長期間の使用はおすすめできません。
毛布など圧縮しても問題のないものは、洗濯後防虫剤とともに圧縮袋で保管しましょう。
保管場所
収納場所は押し入れ、クローゼットならできるだけ上の段、湿度の低い場所に収納するのがベストです。
収納後も天気の良い日には、押し入れやクローゼットの扉を開け換気をこまめに行いましょう。
梅雨の季節などは除湿器を使ったり、扇風機やサーキュレーターで風を送ると湿った空気を入れ替えられるのでおすすめです。
掛け布団も毛布も、次のシーズンに少しだけ天日干しすると気持ちよく使い始めることができます。
正しい収納方法や保管場所を覚えておくと布団を長持ちさせることが可能になってきます。
面倒だなぁと思われるかもしれませんが、季節の変わり目に気持ちよく使い始めることができるように、ちょっとひと手間加えてみましょう♪
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